【感想】『SPY×FAMILY』がお洒落で面白すぎる

最近、マジでおもしろい漫画を見つけた。

「アニメ化はもちろん、実写映画化されてもおかしくない」と思うくらい良い。

その漫画のタイトルは……『SPYxFamily』

2019年から連載が開始された『少年ジャンプ+』の超人気漫画作品で、単行本は3巻(2020年4月時点)しか出ていないが、読み始めたときから一気に引き込まれ、早くも次の単行本の発売が待ち遠しい。

本記事では『SPYxFamily』の感想をネタバレなしで語る。

補足

・本記事はネタバレなし

 

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あらすじ

『東国(オスタニア)』と『西国(ウェスタリア)』には仮初の平和が成り立っていた。

西国から東国に潜入したスパイ『黄昏』は、戦争計画のカギを握る人物とみられる東国の国家統一党総裁『ドノバン・デズモンド』が出席する名門イーデン校の懇親会に参加するため、偽装家族を作り子どもを入学させる『オペレーション<梟(ストリクス)>』を命じられる。

精神科医『ロイド・フォージャー』を名乗り、孤児院で見つけた『アーニャ』がその場でパズルを簡単に解いた(ロイドの心を読んでカンニングした)ため、アーニャを養子に引き取る。

実際は勉強ができないアーニャがイーデン校の筆記試験をなんとか合格したのもつかの間、今度は両親揃っての面接試験に向けて、妻を探す。

その矢先に会った『ヨル・ブライア』という女性、公務員のかたわら殺し屋をしているが、27歳と婚期が遅いことで周りから注目されるのを避けるために交際相手を探していた。

「スパイと殺し屋の両親」にわくわくし始めたアーニャにより、ロイドとヨルは引き合わされ、互いに利害が一致することを確認したことで、3人がそれぞれ正体を隠しつつ、フォージャー家としての偽装家族生活がスタート。

 

登場人物

『黄昏』ロイド

『SPYxFamily』の主人公、『黄昏』はコードネーム。

西国のスパイ。実在する人物と瓜二つの変装を駆使して、敵の目を欺く。

『オペレーション<梟(ストリクス)>』のため、精神科医『ロイド・フォージャー』として、アーニャを孤児院から引き取り、ヨルと1年前に入籍していたことにしたことで偽装家族を作る。

完璧で合理的かつ冷徹な男だが、人間味溢れる心理描写に注目。

 

『被験体007』アーニャ

人の心が読める少女、その正体はある組織で生み出された『被験体007』だが、勉強ばかりの生活に嫌気が差し逃亡。

ロイドの正体がスパイであることに興味を持ち、イーデン校の入学条件に満たない年齢にも関わらず、ロイドの養女となり、さらにヨルが殺し屋であることに気づき「スパイと殺し屋の両親」にわくわくし、2人を引き合わせる。

人の心を読みリアクションするところがおもしろいが、年相応の無邪気で純粋な姿も必見。

 

『いばら姫』ヨル

表の顔は市役所の職員、裏の顔は殺し屋『いばら姫』

殺し屋として任務を遂行する一方で、天然な言動も多い。

殺し屋であることを疑われないために交際者がほしいと思っていたところ、妻(役)を探していたロイドと利害が一致した。

ロイドをも上回るアクション、そして妻としての成長が気になる。

 

感想

読み始めた瞬間から引き込まれる。

西洋の国を舞台に、互いに正体を知らないスパイと超能力者、殺し屋の家族が活躍する設定は、まるでハリウッド映画のようであり、お洒落なカッコよさを演出している。

また、お互いの利害が一致して作った血の繋がっていない家族ながらも、3人が本当の家族として成長する過程を描いており、『家族愛』の要素が心をグッと掴んで離さない。

これらに加え、少年誌によく見られる登場人物の心の声を読んだアーニャのリアクションやヨルのズレた行動など、ギャグシーンもおもしろく、作品をさらに引き立てる。

3人の背景は暗いはずなのに、フォージャー家3人のやりとりは心を明るくさせるし、お洒落な舞台でアクションとギャグがテンポよく進んでいく展開は、頭にスッと入り込んでいきやすく良い読み心地だ。

「黄昏がどのように任務を遂行するか?」

「互いに正体はバレることはあるのか?」

など、今後の展開にも目が離せない。

 

まとめ

『SPYxFamily』は互いに正体を知らないスパイと超能力者、殺し屋の家族が活躍するハリウッド映画のようなお洒落な設定で、テンポよくアクションとギャグシーンが続くので、普段あまり漫画を読まない方や女性の方にも読んでほしい。

単行本は3巻(2020年4月時点)しか出ていないが、アニメ化だけでなく、メディア展開も積極的に増えそうな漫画作品だと思う。今から読み始めてもまだ追いつけるぞ。

SPY×FAMILY

 

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