メーカーの工場研修体験談

メーカーに勤めることになった新社会人には、避けて通れない研修があります。

それは、工場研修です。

これからメーカーに勤めることになった人にとっては未知数の話でしょう。

でも正直、体力的にキツい上にビジネスパーソンとしては、あまり得られるものがありません。

僕はメーカーが無駄にこの新入社員研修に時間をかけてしまっていると考えています。

と……否定してみましたが、シンプルにつらかったし、普通に嫌だった←

そのつらさと僕の研修体験談を踏まえてメーカーに改善してほしいことを今回は語ります。

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管理人の研修体験談

地方に行かされた

通常の新入社員研修が終わり、工場研修の期間に差し掛かろうという2週間前に工場研修で配属される工場を告げられました。

実家から通える工場がいい!と思っていた僕でしたが、配属先の工場の発表の日、

ハリー・ポッターのように「スリザリンは嫌だ!」⇒「グリフィンドール!」となることを期待して、

僕も「田舎の○○工場は嫌だ!地元の工場が良い!」と願っていたのですが……

「○○(僕の名前)、○○工場!(地方の工場)○○課!」

うわああああああ!!……まさかの研修先が地方の工場ということに。(絶望)

一人暮らしには、全く抵抗はありません。

でもアクセスの悪すぎる寮に住むことになった僕にとって、気軽に遊びに行くことのできない環境は嫌でした。

最寄りの駅までは徒歩20分かかり、大きめの駅までは自転車で片道1時間かかるというものすごくアクセスの悪い立地。

買い物も自転車で約15分のスーパーまで行かないと食料品が買えません。

都会育ちの僕にとっては本当に不便でした。

「まだ、東京で消耗してるの?」と田舎の限界集落からサラリーマンを煽っている某ブロガーもいますが、田舎も田舎で消耗するんじゃないかな。

毎週土曜日出勤させられた

アクセスの悪い地方に住むというだけでも苦痛でしたが、更なる不幸が僕を襲います。

それは……毎週土曜日出勤。

田舎に住むだけなら、まだ我慢できます。でも、土曜の貴重な時間まで奪われるとは…絶望しかない……

僕の趣味はアイドルオタクなので、イベントが開催されることの多い休日に遊びに行けないことが何よりも苦痛でした。

さらに残業・土曜日出勤がほぼない同期もいたため、余計にテンションが下がってしまいました。

実際に毎週土曜日出勤をすると、休みが日曜日しかありません。

日曜の夕方には死んだ目をしながら「もう、休日が終わるのか……」

という気分になり絶望感がさらに増した記憶があります。

作業がキツかった

あまり具体的な作業については書けませんが、とにかく作業がキツい。

工場研修の期間中ずっと腱鞘炎でした。痛かった。

同期は毎日ボルタレンを塗っていました。(あまり効果はなさそうだったけど……)

忙しいときは延々とコンベアの上を部品が流れていたのでノンストップで作業し続けていました。

これを1日に最低8時間続けていました。体力的にもつらかった……

ストレスが溜まった

残業代・休日出勤手当ては出ましたが、僕はお金なんてどうでも良いという心境にまで達しました。

時間のほうが欲しかった。

自分の時間がない、趣味が全然できないという状況下に置かれていたので、自然にストレスが溜まっていました。

毎日のように甘いもの食べたり、飲酒をしたりと食生活が乱れていきました。

もはや、楽しみは食事とドラマを観ることくらいしかありません。

不幸中の幸いですが、夜勤が無かったことと研修が3か月間だったのことが唯一の救いでした。

これでも工場研修の期間は短いほうです。

もっと期間が長かったら、僕は発狂していたに違いない。

工場研修でどのように過ごしたか

ぐちぐち言ってもしょうがないので、とりあえず3か月間の研修期間をやりきりました。

僕は作業の習熟が遅く、普通の人よりも2倍かかってしまいましたが、

弊社の場合は特に配属に影響するとかはなかった気がします。

キツい作業をこなしたり、同じラインの期間工の人にも怒られたりしてストレスもすごく溜まりました。

だから、ストレスの発散はすごく大事。

たまに土曜日が休みの日もあったので、実家に帰って母親に愚痴をこぼしたり、

おいしいご飯を食べたりしてストレスを発散していた記憶があります。

せっかくの1人暮らしをする機会ではあったので、ネットをあまり見ずに実家ではあまりできていなかった読書に集中することができました。

とにかく、本を読破しようみたいな気持ちで読んでいたため、

本の内容を活かしたりすることはあまりできていませんが、少なくとも読書をする習慣は身に付きました。

また英語の勉強も毎朝少しずつやるようになりました。

その結果、入社時に受験したTOEICのスコアが300点台だったのに対して、工場研修の終わりから少し経った時期に再びTOEIC受験をしたら、600点台に到達することができました。

趣味のアイドルオタクは……行けないイベントが多くてつらかったですが、その分イベントに行けるありがたみを感じることができました。

イベントに全然行けていなくてお金があったので、78000円もする@JAM EXPOの2日間通しVIPチケットを何のためらいもなく買いました。

工場は危険ばかり

これから工場研修するあなたに、これだけは言っておきたいことがあります。

工場は危険な場所だから気を付けてほしい。

工場研修の初めに、研修について新入社員全員で説明会を受けると思いますが、それは真面目に聞きましょう。

絶対寝るなよ!!

また工場内部では、細心の注意を払って勝手な行動はしないようにしましょう。

自分が教わっていない、できないことはやらない。何かあったらすぐに連絡。

当たり前すぎる話だけど「自分は大丈夫だろう」という油断が一番怖い。

工場で命を亡くしたり、災害で体が動かなくなってしまった方は、残念ながら多くいます。

その原因の多くが、油断だったり勝手な行動をしたりというものです。慣れてきた頃が一番怖い。

くれぐれも、工場では絶対に勝手な行動をしないように気を付けましょう。

工場研修の経験をふまえて主張

そこまで、設計に活かせられない

工場研修を経験してから設計部署に配属された人はほぼ全員思うことですが、

はっきり言って生産を簡単にするような設計は無理。

僕は工場研修が終わるときに、お世話になった上長に挨拶回りをしました。

やっぱり、そのときの上長の方々の技術職になる僕に対する1番の要望は、

「少しでも、作業が簡単になるようにしてくれ」というもの。

しかし、後に製品企画に配属された僕は、その難しさを感じました。

安全・生産性はもちろん考慮していますが、リソースが限られている中で、製品の量産に間に合うように設計することも考えなければならない。

そのため、多少生産性を落としてしまうということが多々あります。

よって、

工場研修で生産の難しさを知る

⇒よし、生産が難しくならないような設計をするぞ!

⇒やっぱり、無理だった(そこまで手が回らない)

となるのが関の山なので、どんなに長い期間工場で研修したところで、結局そこまで設計に活かすことはできません。

早く、工場の機械化を進めてほしい

これも工場研修を経験した人全員が思うことですが、

とっとと機械だけで生産できるようにしてくれという気持ちになります。

先に述べた通り、工場の中は危険がいっぱいですし、万が一働く人の何かあったらどうするんだろうかということを僕はよく考えていました。

また代わりのきくような人材を安い賃金で働かせるような仕組みを見て、

「この仕組みのままで良いのかなあ」という気分にもなりました。

だから、工場の機械化をさっさと進めてほしい。

期間は1か月以下で良い

以上を踏まえて「メーカーの工場研修は1か月で良い」と僕は主張します。

僕だって、メーカーの工場研修は新入社員研修で必要だと思います。

実際の生産現場を見ることもメーカーで働く上で大事なことですが、研修期間が長すぎ。

僕が1か月と言っているのは、ドンくさい人でも1か月なら、ある程度の作業を習得できてかつ研修としては適切な長さだと考えているからです。

事務職・技術職で入社させたなら、少しの期間だけ工場研修させてとっとと配属させて優秀な社員を育てたほうが良いはず。

下積み時代を経験したほうがよいだとか、そういうことを言う人もいますが、

そんなものは何の根拠もない昔の体育会系のただの根性論でしかないのでしょうか。

何か月も工場研修をさせるのは、さすがに新入社員研修と称して、工場の労働力として使おうという気満々なのが透けて見えます。

だから、もうちょっとメーカーは工場研修させる期間を考え直して欲しいと僕は考えています。

まあ、僕の場合は単純に工場研修をやりたくなかっただけなんですけどね……

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