という記事を先日書いた。
簡単に言うと「オタクは頑張れ、アイドルは頭を使え」という内容である。
(要約が雑すぎるけど、許して)
でもオタクのテンションが下がったり、アイドルが売れなかったりすることの1番の原因は……
運営だよね!!
運営のプロデュースが悪いから、アイドルが売れないというのが1番の原因。
欅坂46もお披露目したときのTwitterはオタクの酷評ばっかりだったような気がするけど、
センセーショナルな楽曲とダンスなど、欅坂46はうまくプロデュースされていき、今や超人気グループである。
このように、
アイドルがブレイクするために1番重要なのは、運営がどのようにアイドルをプロデュースするにかかっていると言っても過言ではないだろう。
今回はブレイクできないアイドルグループのダメな運営の例を挙げてみた。
目次
遠征が多い
ブレイクしないアイドルグループの1つは、
「遠征しないと行けないライブが多い」
アイドルの全国ツアーを追いかけるのは楽しいが、そんなにホイホイやって来るオタクばかりではない。
何故「遠征しないと行けないライブが多い」とダメなのか、運営に理解してほしいことを3つ挙げた。
結局、オタクもツアーしている
全国ツアーをやっても結局、アイドルグループのおまいつオタクも一緒にツアーしてるんだよね(笑)
ここで気になるのが、遠征してまでアイドルを追いかけない層のオタクである。
ローカルアイドルの地元のオタクは、地元で他に観ることができるアイドルがほぼいない状況だから、他のアイドルに流れる可能性は低い。
しかし、活発なアイドルオタクのほとんどは関東圏に住んでいるオタクだ。
おまいつのオタクは好きなアイドルのためにどこでも付いていくが、
他にも好きなアイドルグループがいるオタクのほうが割合が高い。
複数のアイドルを追いかけるオタクにとっては「遠くの現場より近くの現場」
都内の他の楽しいイベントがあれば、わざわざ遠征するお金と時間をかけなくていいから、そっちに行くのは誰でも想像できるだろう。
ではツアーの期間が長すぎるとおまいつ以外の層のオタクはどうなるか?
当然、ツアー中のアイドルグループに対する熱量が下がる。
当たり前だが、アイドルグループのブレイクのためには多くの集客が必要だ。
多くの集客をするためにはどうするか?
複数のアイドルグループに通う流動性のあるオタクにもライブに足を運んでもらう必要がある。
流動性のあるオタクに来てもらうためには、やっぱり都内でもある程度ライブを定期的にやらないとダメだ。
僻地のライブに意味はない
たまにアイドルを追いかけていると
「こんな僻地でライブする!?」
と思うような全く集客が期待できない場所でのライブイベントがある。
集客はできないし、残念ながら地元のアイドルオタクが観に来ても、他のイベントにも来るようにはならない。
何故なら、地方にはアイドルを観る・追いかける文化が全くないからだ。
前の項目でも述べた通り、地方はアイドルイベントが少ないため、他のアイドルを観る機会がほとんどない。
このような環境に置かれているオタクはアイドルを必死で追いかける感覚が身に付いていないことが多い。
地元にアイドルグループがあっても、地元のオタクに東京のイベントまで遠征することはほぼ期待できない。
だから東京のライブを中心に行うべきだ。
地方でライブをするとしても、名古屋、大阪、たまーに仙台、福岡くらいで良い。
逆にこの4都市にすら来ないオタクは、リピーターには絶対にならないと断言できる。
コスパの悪い僻地のライブはやめて、東京を中心に名古屋・大阪でライブして、たまーに仙台・福岡でライブするくらいが良い。
オタクの金が交通費で消費される
遠征が多いと、オタクにとって1番キツいのがこれ。
ローカルアイドルの追っかけだと、関東圏のオタクはある程度覚悟しておかないといけない。
しかし、遠征しないと行けないライブがあまりにも多いとオタクの金が交通費で消費されていき、特典会やCDに費やす額が少なくなり、他のアイドルグループのイベントに行きづらくなる。
その結果、おまいつは他のアイドルを観る機会がなくなり、ライトなオタクはだんだん足が遠のいていく。
しまいには、流動性がなく排他的な現場になっていき、ワンマンライブで100人すら集客できない悲惨な状況になる。
いちいち高い交通費がかかるため、関東圏の複数のアイドルグループに通うオタクからしたら心理的にもハードルが高いのだ。
特典会のやり方が下手
売れないアイドルを見ていると、特典会のやり方がイマイチだと思うことも多い。
特典会でもオタクにストレスをいかに感じさせずに気持ち良くお金を落としてもらうかが重要だ。
この項では、アイドル運営の下手な特典会のやり方を3つ紹介する。
HPの特典会についての記載がわかりにくい
アイドルグループのイベントのHPを見ても、特典会の場所と時間がわかりづらいことが多くなる。
初めてそのアイドルグループを観に行く人にとっては、イベントに行くこと自体ハードルが高い。
アイドルに通い慣れているオタクでも、ライブ終演後の特典会がいつ行われるか把握したいというのが本音だ。
遠征するオタクが多いイベントは特にそうだ。
特典会の時間帯がわからないと日帰りできるのか、それとも次の日じゃないと帰れないのか交通手段の手配や会社の有給休暇の申請をしないといけないのか判断がつかない。
だから、具体的にどの時間帯にどこで特典会を行うかを明確にしてほしい。
時間帯というのは、ライブ開演前かライブ終演後の○○時○○分~□□時□□分というように具体的に明記すると良い。
まあ時間帯についての記載は問題がないアイドルグループも多いが、個人的には場所についての記載も明確だとありがたいなあと思う。
対バンライブでありがちだけど、当日まで特典会を開催する具体的な場所がどこかわからないイベントが多い。
ライブハウスだったら、フロアの前方で特典会を開催しますだとか、そういうことも記載しておくと初めてイベントに行くオタクにとっても観に行く心理的なハードルが下がるのではないだろうか。
僕はもう数年アイドル現場に通い続けているが、どの現場も初めてイベントに行くときは正直ちょっと緊張する(笑)
僕ですらこうなるのだから、初心者はもっとハードルが上がるだろう。
だから、場所についての明確な記載もほしいところだ。
1番ベストな方法は、公式Twitterのbotで特典会についての進行をまとめたYouTubeの動画のツイートをすると良いのではないだろうか。
具体的にはYouTubeに特典会のやり方について物販の購入法・グッズの種類、特典会のレギュレーションなどアイドルがレクチャーしていてかつ普段の特典会の様子について映した動画を用意し、それをTwitterのbotで投稿する。
オタクだって毎日アイドルのことだけ考えているわけではあるまいし、公式Twitterを見ればすぐにそのアイドルの普段のイベントの様子がわかるのは労力がかからないし、イベントに行くハードルも下がる。
これはアイドルのビラ配りより効率的だと考えられるけど、どうだろうか?
特典会の進行がグダグダ
アイドルの体調不良のときはやむを得ない。
しかし、そうでもないのに特典会の進行がグダグダになると
「このアイドルグループ大丈夫か?」と思ってしまう。
スタッフの人数も少なかったりするが、できるだけオタクのストレスを溜めないように円滑に特典会の進めてほしい。
またチェキなどの写真撮影が下手くそなスタッフは撮影の練習して来い。
これもまた特典会の進行を遅らせてオタクのヘイトを溜める原因となる。
アイドルには特典会も衣装で参加してほしい
アイドル運営はオタクのこだわりを軽視しがちだ。
僕はできるだけアイドルには特典会も衣装で参加してほしいし、そのほうが嬉しい。
何故かは正直わからない(笑)
でも、ちょっと考えてみた。僕の考察はこうだ。
「ステージで着ていた衣装だとアイドルがより尊く見える」(オタク特有の早口)
他のオタクはどう考えてるかはわからない。
それでも衣装で出てきたほうが、特典会で好きなアイドルとの写真撮影を何回も撮りたいと思えるオタクのほうが多いのではないだろうか。
新曲リリースイベントのやり方が下手
何度も通いたくなるアイドルは新曲のリリースイベントも楽しい。
しかし、惰性でリリースイベントのミニライブをこなして、特典会をするアイドルも残念ながら少なくない。
アイドルのリリースイベントの直してほしいところも3つ挙げてみた。
曲数は最低でも6曲披露してほしい
リリースイベントのミニライブを軽視しているアイドル運営が実に多い。
一体運営は何を考えているのか。
アイドル運営はミニライブの曲数が少ないアイドルのリリースイベントに行きたいかよく考えてほしい。
他のアイドルも新曲のリリースイベント・予約イベントをやっている状況で、
新たなファンに来てもらうためには、どれだけ1つのイベントに満足してもらえるかが大事だ。
もっと言うと、新曲のリリースイベントはそのグループに通っていないオタクからしたら軽視されるイベントだ。
時間の制約があるにしても、ライブハウスでライブをしている他のアイドルに引けを取らないイベントを目指すべきだ。
リリースイベントでワンマンライブのような興奮するライブをやるのは無謀だけど、その熱意は人の心を動かすという点で絶対に必要だと考えている。
だから、リリースイベントのミニライブは最低6曲はやるべきだ。
ミニライブとは言わず本格的なライブを目指してほしい。
とにかく、惰性でミニライブをやるな。
勢いのあった頃のDorothy Little Happyも新曲のリリースイベントのミニライブに力を入れて取り組んでいた。
イベントする場所によって異なっていたが、多いときは7曲も披露していたし、曲数が多いほどイベントに行ったときの満足度も大きかった。
というか今の時代CDという販売形態は古すぎるし、オリコンチャートTop10入りなんて無駄すぎる。
オリコンチャートTop10入りしても、Mステのランキングにちょっと映って運営とアイドルとオタクだけが喜ぶだけだ。
それってただのオナニーでしかない。関係者以外にとってはどうでもいいことなんだけど。
レーベルとの関係もあるから、CDを売ったほうが良いのかもしれないけど、長期的にCDを売ろうと思ったら、そのアイドルをメジャーにしたほうがレーベルも運営もWin-Winなんじゃないの?
だから、これから先のライブの集客を増やすことを意識してワンマン・対バンライブと同じように、いかにオタクに満足してもらうかを考えてイベントを行うべきだ。
どうオタクに満足してもらうかを考えたときに、まず1番コスパが良い方法として考えられるのは、やっぱり曲数を多めにやることである。
予約イベントが多すぎる
これは人気が伴っていないのに、オリコンTOP10入りを目指すアイドルにありがちである。
そのようなアイドルグループは、なんとリリース週の数ヵ月も前から新曲の予約イベントを行う。
僕はあゝクジュエルのとあるアイドルグループに半年だけ通っていたが、新曲の予約イベントの多さに唖然とした覚えがある。
あまりにも予約イベント・リリースイベントが都内で多く行われるため、僕は行かないときのほうが多かった(笑)
CDをたくさん買って好きなアイドルとたくさん話すのは楽しいから僕は否定できない。
でも特典会が中心になってしまうと、オタクが精神的に消耗され飽きるか、売れないアイドルを見限るサイクルを早めてしまう。
CDを買い増ししたくなるようにしてほしい
新曲のリリースイベントをやっておいて、アイドル運営とレコード会社は本当にCDを売りたいのかわからないと思うこともよくある。
CDを無理してオタクに買わせることは、オタクに負担がかかり現場に通わなくなってしまうリスクが高い。
しかしオタクは自分が快感だと思えるなら何枚でもCDを買ってしまう。
ということは、CDを売るんだったらできるだけオタクには負担を感じさせずに売ればいいのではないだろうか。
その1つの対策としては、特典会に参加し続けるオタクがいる限り、CDの販売を早々に締め切らないというのがある。
特典会に何度もループしてしまうオタクにとっては、好きなアイドルとの会話でテンションが上がることもよくある。
ちょっとやり方としては、えげつないが、そんなオタクには時間の許す限り好きなアイドルと会話させたほうが良い。
好きなアイドルとの会話でテンションが上がっても、もうCDを買って特典券を足せないということになるとその熱を取り戻すのはなかなか難しい。
1日に複数回リリースイベントがあり次の回がまだあっても、そのテンションの持続は期待できない。
真剣に好きなアイドルに向き合おうとするアイドルオタクは「今」が1番重要なのだ。
だから、CDの販売を特典会の終了時刻より早めるのはナンセンス。
イベントに遅れて特典会だけでも行きたいオタクにとっても助かる。
クソイベントの出演
好きなアイドルが出演するクソイベントに行けるかどうかが、
おまいつとそうでないオタクを分けるみたいなところある(笑)
でも、おまいつですら基本的には極力クソイベントに出ないでほしいというのが本音だ。当たり前だけど。
例えば、タイムテーブルが当日にならないとわからないバンドとの対バンイベントがある。
正直、こういったイベントはオタクですら行きたがらない。こんなイベントはおまいつしか来ない。
だからこそせめて、タイムテーブルと特典会の有無・時間帯・場所は教えてほしい。
まあ、仕事があるだけありがたいことかもしれないけど。
奇抜なことをする
なかなか売れないアイドルグループは楽曲のテイストを変えたりして奇抜な方向に走りがち。
最近だとJuice=Juiceの「地団駄ダンス」かな。
宮本佳林ちゃんが尊いのは変わらないが、「地団駄ダンス」はクソ曲だ。
このようにハロプロのアイドルグループでさえも迷走を感じさせる曲をリリースして現状を変えようとするが、更なる泥沼にハマることが多い。
売れないアイドルは基本的に運営がやるべきことをやっておらず殿様商売だから売れないのだ。
やるべきことを必ずやっていれば、奇抜な方向に走らなくとも売れることができる。
僕以外のオタクも、きっとそう考えているのではないだろうか。
だから、僕がこの記事で今まで挙げてきたことをアイドル運営には実践してほしいと願っている。
それだけでも、オタクのイベントへの満足度は上がってくるのではないだろうか。
まとめ
この記事でダメなアイドル運営を散々叩いてきたが、どれも共通していることは1つ。
アイドル運営はオタクの目線に立てていない。
オタク心がわからないなら、いくらでもオタクにヒアリングできる機会はあると思うが、それすらも実践できていない。
僕から1つ言わせてもらうと、
いかにオタクに気持ち良くストレスを感じさせずに来てもらえるかを考えて運営してほしい。
それがアイドルが1番売れるのに、確実な方法だと思うがどうだろうか。
オタクにとっては、好きなアイドルグループが前に進んでいるということをやっぱり感じたいのである。
だから、乃木坂・欅坂46に行くオタクが多いのだ。それをちゃんと運営は調査しているのかな。
まあアイドルグループはいっぱいあるし、芸能界だから運が悪くて売れないということもあるかもしれないが、
やるべきことをやっていないのに売れていない状況のアイドルは、オタクからしたら我慢ならない。
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