【湘北編】スラムダンクの登場人物を2000年代・2010年代のNBAプレーヤーに例えてみた

スラムダンク(正式表記はSLUM DUNK)は、未だに日本のバスケットボール漫画の代表作であることは間違いない。

第1話から最終話までバスケットボールを通じた高校生たちの輝かしい青春が描かれており、終わり方も綺麗で巻数も丁度良い。

連載終了から20年経っているが、もはやバスケットボール漫画のみならず、

他のスポーツ漫画ですらスラムダンク以上の漫画を描くことは不可能に近いと思える。

そのストーリーを支える魅力的なキャラクターもスラムダンクの面白さの1つであり、

ほとんどの選手は1980年代後半と90年代前半のNBAプレーヤーがモデルだと言われている。

例えば、主人公の桜木花道のモデルとなったNBAプレーヤーはデニス・ロッドマンらしい。

確かに花道とロッドマンの共通点は多い。

プレーでは突出したリバウンドセンス、バスケットボールIQの高さが共通点であり、素行の悪さまで似ている。

(調べている途中に作者の井上雄彦氏の「花道にモデルはいない」という旨が書いてあるサイトを見ちゃったけど。)

ここで、最近のNBAを観ている僕はふと思った。

「スラムダンクのキャラクターはNBAの1980 , 90年代の選手がモデルみたいだけど、逆にNBAの2000年 ,10年代の選手を逆にスラムダンクのキャラクター例えてみると、どの選手が当てはまるのか」と。

考えるとワクワクしてきたから、ブログに書いてみた。

この記事を見て、スラムダンクと現在のNBA両方を知るバスケファンの楽しい議論のネタとして、おもしろがっていただけたら幸いである。

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目次

湘北高校

桜木花道 ベン・ウォレス&ドレイモンド・グリーン

いきなり、1人の選手に絞らずに2人の選手を書いてしまって申し訳ない。

だが、ベン・ウォレス&ドレイモンド・グリーンのハイブリッドだなという解を見つけたとき、僕は胸にストンと落ちた。

桜木花道の持ち味といえば、やはり人間離れした圧倒的な身体能力である。

身体能力を活かしたリバウンド・ブロックショット・ゴール下のディフェンスにより、初心者ながらも湘北高校の勝利に貢献している。

この圧倒的なアスリートという点で共通しているのが、ベン・ウォレスではないだろうか。

ウォレスはセンターとしては低身長ながらも、圧倒的な身体能力でリバウンド・ブロックショット・ディフェンスでこちらもデトロイト・ピストンズの優勝に貢献している。

だから花道の身体能力の点では、ベン・ウォレスが当てはまると考えた。

しかし、花道は初心者とは思えぬほど凄まじい成長を続け、インターハイ出場がかかった陵南戦では、重要な場面で小暮(メガネ君)の3ポイントのアシストを決めた。

さらにスラムダンクの後半ではミドルシュートを習得して、山王工業戦では流川のアシストからブザービーターを決め、湘北を勝利に導いた。

また、山王工業戦での河田美紀男や沢北栄治への対策を考える描写があったことから、バスケットボールIQが高いこともわかる。

この成長速度の早さ、アシスト、シュート力の向上とバスケットボールIQの高さは、ドレイモンド・グリーンを彷彿とさせる。

ドレイモンド・グリーンは気性は荒いが、ドラフト2巡目指名ながらも1年目から起用され、アシスト、リバウンド、ディフェンスと得点せずともゲームを支配できる選手に急成長した。

また、ゴールデンステート・ウォーリアーズはステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、ケビン・デュラントなど3ポイントを得意とする選手が多く、グリーンに対するディフェンスは見過ごされがちであるが、フリーの状態でグリーンは3ポイントをあっさり決める。

そのような特徴からもドレイモンド・グリーンも花道に当てはまると考えた。

ただ、ベン・ウォレスはシュート力がないし、ドレイモンド・グリーンは身体能力がない。

だから、桜木花道はベン・ウォレスとドレイモンド・グリーンのハイブリッドという結論に落ち着いた。

流川楓 コービー・ブライアント(若い頃)

流川は元々のモデルがマイケル・ジョーダンみたいだから、コービー・ブライアントが妥当だろう。

身体能力を活かしたダンクとダブルクラッチ、ボールハンドリングの高さ、ドライブ、ポストアップなどの多彩な得点パターンは流川とコービーの2人に共通している。

セルフィッシュ(自己中心的)なところもよく似ており、パス能力が高いのにも関わらず、彼らはボールを掴むと離さない。しかし、それは彼らの負けず嫌いと飽くなき向上心からだろう。

作中の流川はレイカーズ3連覇のときの若きコービーくらいの成熟度かな。

三井寿 クレイ・トンプソン

このブログを書こうと思ったときに、真っ先に思いついたのが、

「三井はクレイ・トンプソン」だ。

三井もクレイも好不調の波が激しいが、3ポイントが当たりだすと誰にも止められない存在になる。

三井は日本最強の山王工業戦でチームハイの得点を上げているし、クレイも29分の出場で60点という爆発力を見せている。

チームのポイントゲッター(湘北なら流川とゴリ、ウォーリアーズならカリーとデュラント)が活躍しないときにこそ彼らは1番の輝きを放つ。

ディフェンスがうまいのも同じ。

宮城リョータ クリス・ポール(ルーキー時代)

アイザイア・トーマス(ボストン・セルティックス)と悩んだが、点取り屋というよりも正統派のポイント・ガードだから、クリス・ポールを選んだ。

スラムダンクの神奈川県予選で卓越したボールハンドリングと味方を活かすプレーで、一躍神奈川No.1ガードとして「牧・藤間に割って入る存在になるのでは?」と評されるほどの選手と見られるようになった。

これは、ルーキー時代のクリス・ポールを彷彿させる。

当時のニューオーリンズ・ホーネッツをプレイオフ出場目前まで導く活躍は、中学時代の僕にとって衝撃的だった。

個人的に神奈川県予選でセンセーショナルだったのは、ある意味(ルーキーではないけど)宮城だったと感じる。

(流川のインパクトが強すぎて、陰に隠れてしまってはいたが。)

ロングシュートが苦手だという点を考慮すると、宮城はルーキー時代のクリス・ポールだという結論に落ち着いた。

赤城剛憲 ディケンべ・ムトンボ

ゴリ(赤城)は結構迷った。最近のNBAはセンターを起用しないスモールラインアップが流行ってるから。

ちょっと昔の選手だが、ゴリはディケンべ・ムトンボが1番しっくりくる。

ゴリも湘北のポイントゲッターではあるが、どちらかというとディフェンシブなイメージが強く、シュートエリアが狭いことからもディケンべ・ムトンボが当てはまる。

プレイオフで第8シードながらも、第1シードのシアトル・スーパーソニックスを倒し、ボールを離さずフロアで涙を浮かべたことがムトンボの有名なシーンとして挙げられる。ゴリも感極まってよく泣いていたシーンが多い。

(IH出場が決定したとき、山王戦のタイムアウトのとき)

男臭く、涙もろいところも似ている。

まとめ

「NBAの2000年 ,10年代の選手を逆にスラムダンクのキャラクター例えてみると、どの選手が当てはまるのか」

を考えた結果、湘北高校は以下のようなラインアップになった。

PG 宮城 クリス・ポール

SG 三井 クレイ・トンプソン

SF  流川 コービー・ブライアント

PF  桜木 ドレイモンド・グリーン

C    赤城 ディケンべ・ムトンボ

湘北ナニモンだよ。普通にNBA優勝できるな……(笑)

おもしろかったので湘北高校以外も、似たような記事を書いてみたいと思う。

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