オタクがTwitterで呟くような『エクストリーム出社』という言葉は、一般的な意味(朝活に近い)と少し異なり、ライブなどで遠征したあと、そのまま会社に出社することを意味する。
アイドルの全国ツアーなど、遠征が前提であり、かつ開催日が平日や日曜の場合、次の日に休暇を取れなかったオタクは残念ながら、エクストリーム出社をキメるしかない。
ライブ遠征のために、エクストリーム出社をするとは、一体どういうことなのか!?
僕が実際に体験したエクストリーム出社を紹介する。
少しでも、遠征からのエクストリーム出社をキメようとしているオタクくんの参考になれば幸いである。
僕は神奈川県の企業に勤めている(本記事執筆時点)
目次
管理人の体験談
夜行バスからそのまま出社
エクストリーム出社の定番といえば定番なので「そんなの普通だよ」という方もいると思うが、そもそも遠征してまでライブを観に行く自分のおかしさに気づいてほしい()
夜行バスで遠征先から東京や横浜、千葉に帰ると言っても、様々な遠征先があるが、意外にも大阪↔︎東京間が結構お世話になる。
大阪から東京は新幹線移動を一番使いたいが、最終電車(新大阪21時23分発)の発車時間が早すぎる。
ライブ会場やライブの終了時刻によっても、新大阪の最終に間に合うかヒヤヒヤする。
僕がNMBオタクのときの知り合いは、難波の劇場公演を観に行くときは結構時間を気にしているようだった。
よって、心の余裕を持って帰りたいときは、大阪発でも夜行バスを利用することが多いと思うし、個人的にはそれをおすすめする。
僕は大阪でのライブ終了時間が遅いときは必ず夜行バスを利用していた。
ライブ後の夜行バスは眠れなさそうだが、僕はわりと眠れるほうだ。
いつの間にか、早朝に横浜にバスが到着し、そのまま会社の最寄りまで行く。
会社の最寄りのネットカフェで、シャワーを浴びて出社。
就業開始時間より早く来れば、ゆっくり自分のデスクで朝食を取ったりしていた。
40歳過ぎの先輩たちには「若いねえ、元気だねえ」と言われたりもするが、やっぱり睡眠は浅かったようで、ときよりうとうとしてしまっていた記憶がある。
新千歳➡︎羽田 夜行便からの出社
夜行バスからのエクストリーム出社は「オタクあるある」という感じでいろんな方が経験していると思うが、僕がオタクをやった中で一番キツかったエクストリーム出社の思い出を語る。
まず、この日のライブはツアー最終日だというのに、平日だった。
しかも、ツアーが同じ時期に平日に集中しており、社会人オタクにとって休みが連続で取りづらかったのである。
そこで苦肉の策で僕は「午後半休で札幌に行き、帰りは夜行便を使って帰り、エクストリーム出社する」というトンデモない計画を思いつく。
というか有給をあまり取得できなかった僕はこの方法を取るしかなかったのである。
ライブ当日、午前の就業が終わった僕は会社を出て颯爽と羽田に向かう。
このときまでは、会社を早めに抜けた解放感で清々しい。
地味に初めての札幌だったが、残念ながら観光する時間はなく、まっすぐライブ会場へ。
ツアー最終日だったので、ダブルアンコールが予想されたが、新千歳空港までの終電は早めの時間帯なので、タクシーを手配した。
ライブの開演前、チケットの整理番号は1桁後半ぐらいだったが、たまたま最前0番に行けた。このこともアホみたいなエクストリーム出社をする決め手の1つ。
肝心のライブは、ダブルアンコールの予想も的中し、あらかじめタクシーを手配していた僕は存分に楽しむことができた。
そして会場をあとにした僕は、手配したタクシーに乗り、新千歳空港へ戻る。
高速道路を走るタクシー、ライブの余韻に浸る自分。
そこには、もうすぐ大好きなアイドルを卒業するという現実に向かい合いながら、必死で1つ1つのライブを噛み締める僕がいた。
新千歳空港に戻った僕は、歯だけ磨いて飛行機に乗り、羽田に戻った。
羽田に戻ってシャワーを浴びた僕は、仮眠をしてみたがあまり眠れない。
結局眠すぎて、会社では全然仕事にならなかった()
やっぱり、エクストリーム出社はダメだな()
まとめ
強者は海外遠征帰りからのエクストリーム出社というオタクもいるみたい。
エクストリームは出社は身体的につらいし、勤務中居眠りをしてしまうこともあるだろう。
しかし「命を削ってオタクをしている」という感覚が、ガムシャラに推しを追いかけるオタクにとって心地良いのかもしれない。
僕が一番つらかったエクストリーム出社は、ひめキュン蝦夷乃無頼缶ツアー千秋楽のために、午後半休で神奈川から札幌に行き、ダブルアンコールで新千歳空港までの電車がなくなることを想定して、あらかじめタクシーを呼び、新千歳空港まで行き、そこから夜行便で羽田に戻って泊まってそのまま出社。
— Ryoken (@Ryoken_Yukawa) 2019年11月12日
(このツイートをしたことが、記事を書くきっかけになった。)
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