アイドル(芸能人)と握手会で話すネタと心構え

アイドル(芸能人)と握手会で話すネタに困った経験、きっとあるのではないだろうか?

毎週のように推しメンに会ったり、特典会で何回もループしたりすると「(握手券買いすぎて)話すことなくなってきた……」だとか、悪い意味で慣れてきてしまって「あっ……なんも話すこと考えてなかった()」となりがち。

僕は約5年間アイドル現場に通っていたので、アイドルと話すことは日常茶飯事だった。

それでもアイドルとの会話でいい感じの雰囲気になって手応え(?)を感じることもあれば、あんまり盛り上がらなく、帰りにヘコむこともあった。

僕は人と話すことは得意ではない。むしろ苦手。吃音ぎみになるときだってある。(僕と話したことのある人は、知っていると思うけど。)

本記事では自分の頭の整理も兼ねて『握手会の会話ネタ』について、考え方をまとめてみた。

「握手会にあまり慣れていない……」あなたも、ガチ勢だけど「なに話そう……」「最近、握手会楽しめてないなあ……」となりがちなあなたも、参考にしていただければ幸いである。

 

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目次

アイドル(芸能人)会話ネタ

メディア出演の感想

ある程度売れている芸能人だと、テレビのバライティー番組やドラマの感想が無難。

握手会に慣れていない人にとっては、話題にしやすい。

テレビ番組はアイドルにハマるきっかけになりやすいので「これがきっかけでハマりました」と言うと、アイドルも手応えを感じたり参考にしたりできる。

逆に握手会に慣れてくると、意外にメディア出演の感想を言っていないこともあるので、ネタに困ったときに思い出してみるといいかもしれない。

 

ライブ・舞台などの感想

アイドル現場で一番楽しいのはやっぱりライブ。

舞台も推しメンのライブとは違う一面が観れて楽しい。

ライブ・舞台の感想は握手会慣れしている・していないに関わらず、積極的に言いたい。というか僕に言われなくてもみんな話題にしたがると思う。

手紙で感想を語るのも全然構わないが、直接感想を伝えると、ライブ・舞台を自分の目で観ただけではわからないアイドルの工夫や苦労が聞けることもあって面白い。

握手会の時間の制約もあるが、感想を伝えるときは具体的に『どの場面?』『何が?』『何で?』をわかりやすく説明できるとアイドルの反応も良くなる。

例えば、ライブを観て『良かった!!』と伝えるとする。

『ライブが良かった!!』だけでも、アイドルの反応も悪くないと思うし、握手会の経験がない人にとっては、これで問題ない。

話すことに余裕が出てきた人は『良かった!!』を具体的に掘り下げよう。

僕の実経験で語ると昔ライブで推しメンを観ていて『新曲のバラードの最後の○○のような振りが寂しさを感じさせるから良い!!』と思った。

ここでの『どの場面?』『何が?』『何で?』は以下の通り。

・『どの場面?』 → 『新曲のバラード』

・『何が?』 → 『○○のような振り』

・『何で?』 → 『寂しさを感じさせるから』

意外に単純に思われるかもしれないが、これだけでも『良かった!!』が具体的になる。

実際に『新曲のバラードの最後の○○のような振りが寂しさを感じさせるから良い!!』という感想を当時の推しメンに伝えたところ「元々違う振りだったけど、変えてもらったの♪」と嬉しそうな感じのリアクションだった。ライブにストイックなアイドルユニットの一員だったので「自分のこだわりを褒められた」と思ったのかもしれない。

アイドル(芸能人)の現場に慣れてきたら、ライブパフォーマンスや芝居を観るときに推しメンの良いところを探してみよう。

 

聞いてみたいこと

単純に気になっていることを聞いてみるのも楽しい。

プレゼントされて嬉しいものを探るために、好きなことを聞いてみるのも良いし、単純にアイドルが知っていて自分は知らない話題について聞いてみるのも良い。

握手会に慣れている人向けではあるが、SNSなどで答えづらいことは相手と自分がいる場所でのみ聞ける。そのような話が聞けるとオタク特有の知識欲が満たされて楽しいが、それが目的になってはいけないし、他のオタクにマウントを取らないようにしよう。

 

また注意したいのは、既にSNSなどで回答している質問は避けること。ハマり始めたときはさすがにしょうがないが、同じ質問ばかりされたら面倒に感じるのは、少し想像すればわかること。

 

とりとめもない話

人との会話で『今日の天気』の話をしたことがない人はいないと思う。

別にアイドルとの会話で使ったって構わない。

ただ「今日はいい天気ですね〜」と言ってもなんもおもんないし「はあ?なんだコイツ」と思われるのがオチ。普段から通っているアイドルに対して芝居がかかった感じでやれば、逆に面白いツッコミがくるかもしれないけど(笑)

なんでもない話題を振るときは『会話の流れを作るために言う』くらいの気持ちでいこう。

ここでも具体的に思ったことを言えばいい。

天気の話題だと『どんな天気』『どう思ったか』を言って、相手の言葉に対して話を膨らましていくといった具合である。このとき相手の返しは想定しないほうがうまくいく。想定してしまうと自分のリアクションが不自然になるからだ。相手の返しに対しては、質問で返すと話が広がっていく。

とりとめのない話題はアイドルから振ってくることも多いので、話を膨らませられるようになると、さらに握手会が楽しくなる。

 

気を付けたいこと

認知を強要しない

やっぱり、人間には自分のことを認識してほしい欲求がある。

昨今はアイドルだけでなく、いろんなコミュニティのトップ層の『タレント化』でファンビジネスが増えているし、これだけファンビジネスが普通になると「応援してるから自分のことを覚えてほしい」人がたくさんいるのは、わからなくもない。

しかし、認知の強要だけはやってはいけない。

これをすると、相手からの印象は最悪になる。

自分は推しメンと話すだけだけど、アイドルは大勢のファンを相手にしてるからね!?

自分が『認知厨』だと思うなら、それなりに動け。

アイドルなら握手券や特典券をたくさん買って会話のネタもちゃんと用意して、ループをしろ。

芸能界は人気商売だから、ファンが付いていないと成り立たない。特にアイドルは人気が全て。

ということは相手に「自分のファンでイベントにある程度通ってくれる」と認識されないと覚えてくれない。

認知のハードルは人気があればあるほど難しくなるが、そこは頑張れ。

頑張れないなら在宅で我慢するか、他の現場に行けばいい。

ちょっとキツい言い方だが、認知の強要はせず、『認知厨』なら覚えてほしいなりに動こう。

 

相手の嫌なことをしない

先述の『認知を強要しない』と似た内容だが『相手の嫌なことをしない』

書いていて「当たり前すぎるな……」と思うけど、困ったことにそんなオタクが後を絶たない。

こじらせてしまった人がアイドルに対して『かまってちゃん』になってしまうケースが最も多い。

アイドルに推されたい気持ちはわからなくもないけど、相手は大勢のファンを相手にしているわけで、自分ばっかりに構っていられるわけがない。

その場合は、自分の今までしてきたことを振り返って反省すべき。その反省を今後の追っかけに活かして欲しい。

 

もし今そうなっていなくても「もしかしたら、嫌なことを言っていたりするかもしれない」くらいの心持ちがちょうどいいかもしれない。

 

ふざけすぎない

これは追っかけに慣れているオタクにありがち。

推しメンを楽しませるために、ふざけてみせるのは大いに結構だし、実際僕もやってる(笑)

問題なのは、仲の良いオタク同士の悪ふざけ。

度が過ぎた悪ふざけは自分たちが楽しいだけで、推しメンだけなく推しメンを取り巻く現場にも悪いイメージが付きやすい。

いつも友人や知り合い同士で握手会の連番をしてる場合は気を付けたい。

 

必要以上に相手を意識しすぎない

握手会に慣れていなかったり、ガチ恋をこじらせ過ぎているオタクに多い失敗で『相手を意識しすぎて緊張してしまう』がある。

握手会に慣れていない人は慣れるしかない。僕も最初は緊張して何も話せないまま握手会が終わってしまった。今では芸能人に会うことに緊張しなくなってしまったけど(笑)

こじらせたガチ恋オタクはうまくしゃべろうと思いすぎているのが原因なので、ちゃんと話すネタを準備して「ああ、普通に話せた。しょーもない話題でも楽しいな。」と実感することが大切。

 

必要以上に病まない

オタクが病む主な原因に『推しメンに推されているか』『現場が楽しくない』の2点がある。

まず『推しメンに推されているか』を気にしすぎていると、さらに悪循環にハマる。

『相手の嫌なことをしない』に書いた通り、内省してみてほしい。

『現場が楽しくない』場合は、それを推しメンと周りのオタクに押し付けてはならない。

他の現場に行ったり、他の趣味に打ち込んだりすると「他にも楽しいことってあるじゃん!!」と思えるのでおすすめ。娯楽はいくらでもあるからね。オタクにはもうちょっと肩の力を抜いたほうがいいと思う人が多い。

「好きなアイドルが売れる・売れない」について考えることは問題ないけど、それで病むのは本当に生産性がないよ。

 

話題を振られたときは聞き役に

基本的に握手会の会話の主導権はオタクが持っている。

推しメンに話しかけて会話が始まるので、自分の話したいことや聞きたいことが話題の中心になるが、推しメンから話を振ってくることも当然ある。

自分が現場の常連になったり、推しメンがコミュニケーション力がある場合によくある。

そのときは『質問に答えること』と『聞き役に徹すること』を意識しよう。

この2点を意識しつつ、推しメンの会話の中から相手に喋らせる質問をすると話が膨らむ。

自分が用意してきた話題は忘れる。その日最後の握手だとしても。

 

落ち着いて話始める

僕は軽い吃音で、話し始めるときにどもる(言葉がつっかえる)ことがある。

「どんなときにこうなっちゃうのかな?」と考えたとき、僕は以下の3つの場面に吃音が出てきやすいことがわかった。

・しばらく言葉を発していないとき

・落ち着いていないとき

・話す内容が頭の中でまとまっていない

特に『落ち着いていないとき』に吃音になりがち。

吃音でなくてもライブ終演後物販だと、興奮して落ち着きがない喋り方をするケースもある。

どちらも何が言いたいのか推しメンがわからないまま握手会の時間がすぎてしまうので、落ち着いてしゃべり始めることを意識しよう。

 

様々なことを経験する

人生経験の多さと深さって、結構人のおもしろさに関わってくる。

話題の引き出しが多い人や唯一無二の経験をした人の話にハズレはない。

当然同じことが握手会にも言えると僕は思うし、追っかけ以外の経験はあったほうが長期的にみると得だと思う。何が言いたいかというと、視野が狭いと余裕がなくなってくるので、人としておもしろみに欠けてくる。

握手会ありきでやることではないけど、様々な経験は自分に自信と余裕を与えてくれるので、会話をより楽しめる。

僕は仕事ができる人間ではないけど、大事なところではうまくやっていると思うし、趣味ではアイドルオタクの経験と日常的に様々なエンターテイメントに触れていることから、そこでは並の人に負けない自負がある。だから、追っかけではずっしりと構えていられるのかもしれない。

 

まとめ

『アイドル(芸能人)と握手会で話すネタと心構え』について散々語ってきたが、要するに相手の嫌なことをしていないか意識しつつ、それ以外は難しく考えすぎず、会話を楽しめばいい。

大切なのは余裕を持つこと。

相手が芸能人でも結局は人と人のコミュニケーションなので、余裕を持って推しメンとの会話が楽しめるように、自分の身の振り方を内省したり、追っかけ以外の趣味に打ち込んだりすると良い。

 

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